「2025年の崖」で経産省が基幹システムのブラックボックス化や、人口減少に伴う深刻なシステムエンジニアの人材不足に警鐘を鳴らしてから1年、日本企業の基幹システムは過渡期を迎えています。AIをはじめとする新たなテクノロジーのビジネスへの取込が激化し、ビジネスライフサイクルの更なる短縮化が進行している中、システムには過去だけでなく、未来を予測し、経営判断を行う基となるデータの提供が求められるようにもなってきました。今や企業の情報システム部門には、既存システムのリプレイス以上の価値創出を経営から期待されていると推察されます。
レガシーシステム利用企業は約7割、システム刷新のカギは”経営視点”
現状、何年も前にメインフレーム等を利用し基幹システムを構築した、いわゆる「レガシーシステム」を利用中の企業は約7割*にも上ります。*経済産業省 平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(攻めのIT経営に関する調査及び普及事業)調査報告書Q41_1 デジタル技術活用の需要は増え続ける中、いざ基幹システムを刷新しようとすると「リプレイス用予算稟議がなかなか通らない」「導入/運用コストの早期回収を求められるが、あるべき姿が分からない」など、一筋縄には解決できない問題が発生し、なかなか対応が進まないというお声も多く聞かれています。
そこでカギとなるのは、経営層が見たいデータがシームレス/スピーディーに確認可能か、といった“経営視点”を持ってIT投資計画を立案しているか否かです。基幹システムのリプレイスを単なる載せ替えと考えるのではなく、今後の未来を予測し、経営判断を迅速化する全社システムへのIT投資として考え、構築する事が重要になってきています。
本セミナーでは、稟議承認者である経営層が今求めているデータフローとその理由から次世代の基幹システム設計のあるべき姿について、具体的事例と実製品のご紹介を交えながら解説致します。
開催日 | 2020年1月29日(水)14:30~17:30 |
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会場 | B-EN-G 本社 20F会議室 (東京都千代田区大手町) |
内容 | ”基幹システムリプレイス”予算の組み方~経営が納得する「IT投資計画」とは? ―IT投資計画で実現する、データを軸とした経営の高速化 ―基幹システムリプレイスで実現する、理想のデータフローと現状の課題 ―取りうる3つの選択肢、そのメリット/デメリット 生産・販売・原価管理のIoTを見据えたシステム構築事例~「mcframe」活用のご紹介 柔軟な経営基盤としての会計システム活用事例~「SuperStream」活用のご紹介~ |
定員 | 20名 |
参加費 | 無料・事前登録制 |
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